アトピーと腸内の小人たち

アトピーを腸内細菌と食事でコントロールするブログ ときどき育児

アトピー悪化から脱出した方法、普通の暮らしができるまで Tusgumiの体験記5

Tusgumiがアトピー回復のために具体的にしたこと 

 体質改善の理論みたいなものは何となく固まってきたTsugumi。具体的に何をしたか?をまとめます。

 

アトピー回復 食事改善

1.アトピー回復のために一番最初にしたこと

痒くてしょうがなかったTsugumiは、取り急ぎ食事改善をすることにしました。

まずは

  • 腸内環境を悪くする脂質&砂糖、カット
  • かゆみの原因になるたんぱく質、カット
  • 腸内細菌の善玉菌を活性化するために食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の摂取。
  • 弱っている腸でも消化できるように消化の良いものを食べ、良く噛む、腹八分目。
2.アトピー回復のために実際食べたもの

実際食べたものは、主に白米、野菜の煮物、温野菜、サラダ、ぬか漬け、ヒジキや昆布等の海藻の煮つけ、芋の煮物やふかしたもの。オメガ6のサラダ油は一切使わず調理。炎症を抑えるオメガ3の油をとるため、えごま油やアマニ油、アボカドを頂きました。もちろん胃腸の回復のためおやつはなしです。でも肉や魚をとらないと、胃腸が軽く快調な代わりに食後にガツン満腹感が来ないので、すぐにお腹が減ります。Tsugumiもどうしてもお腹が減った時にはふかし芋を食べてしのいでました。

3.アトピー回復のための食べ方

まー、味気ないごはんですが、良く噛んでゆっくり食べました。そういえば小学生の時に習いましたよね。唾液には消化酵素アミラーゼが含まれていて、糖を分解し消化を助けること。消化は口から始まっているのだなということをこの時はじめて実感した私。それと煮物も消化しやすいように柔らかくなるまでコトコト煮ました。

4.アトピー回復までの主食の選び方

小麦に強いアレルギーが出てしまったTsugumiは主食に白米を選びました。単純に食物繊維の量を考えると玄米がよいと思いますが、アトピーの人にとっては玄米は消化しずらいうえに、たんぱく質と脂質を多く含むため、消化しずらいです。腸が弱ってかゆみがひどい時は控えたほうが良さそうです。米でアレルギーが出る場合は小麦やイモ類で代替え。また米と同じ理由でかゆみが引くまで全粒粉より精製された小麦をたべるといいと思います。

5.アトピー回復までの砂糖の取り方

砂糖はおやつでは取らないと決め、食事の際はオリゴ糖が含まれる甜菜糖を使用しました。油を一切使わない代わりに、コクを出すために割と使用しました。オリゴ糖は腸内細菌のエサになり短鎖脂肪酸を作るもとになるので、甜菜糖はおすすめです。価格が高いのが難点ですがそうは言ってられないですね。

6.アトピー回復までの野菜の選び方

野菜はアレルギーで引っかかっていないものを選び、いろんな種類を量としてはかなり多く食べました。ホウレンソウ、小松菜、ゴボウ、蓮根。。等色々。カルシウムや鉄分を多く含む小松菜やホウレンソウ、食物繊維の多いゴボウ、キノコ類、葉物、切り干し大根。オリゴ糖を含む玉ねぎ、バナナ。たんぱく質と脂質を含む肉、魚、豆類を一切取らない代りに、かなり栄養素を意識して野菜を取りました。大豆も摂取を控えていましたが、実はたんぱく質や脂質って米にも野菜にも少しづつ含まれているんです。だからかゆみが引くまでの短期間なら食べなくても大丈夫だろうと考え、しばらく取っていなかったです。オメガ3やDHAをとるため魚を食べようか迷いました。ですが、ほとんどの青魚はアレルギー検査で引っかかっていたのと、たんぱく質であるということでしばらくは魚も摂取していなかったです。

7.アトピー回復までの乳酸菌の取り方

乳酸菌についてはTsugumiはぬか漬けを自分で漬けて食べていました。実際はヨーグルトやキムチという選択肢もありますが、下記の理由でぬか漬けを選びました。

  • ヨーグルトは脂質がほかの発酵食品に比べて多い。
  • キムチにはオキアミや魚介類の内臓等含まれていたためアレルギーの不安があった。

乳酸菌は人それぞれで合う合わないが大きく違います。Tsugumiの腸はぬか漬けとの相性がとにかく抜群でした。笑 皆さんも自分の腸に聞いてみてください。

8.アトピー回復までの献立の例

献立の例を挙げてみると、白米、小松菜のお浸し、ひじきと人参の煮物、蓮根とキノコ白菜の蒸し野菜と塩とえごま油かけ、ゴボウと玉ねぎ&サツマイモの具沢山味噌汁、人参のぬか漬け。ってな感じです。ご覧の通り、かなりの野菜を食べてました。野菜の摂取量は今も変わりません。

9.この食生活を始めて最初の変化

この食生活を始めて初めにTsugumiに訪れたのが、お腹の変化です。始めて2日目あたりから腸が動く動く。お腹の中でポコポコ…ボスボス…とガスが暴れる音がして、恥ずかしながらおならが止まらない。笑。それからトイレ。ホントに力むことなく長~い便がスルリとでる。食物繊維を多くとっているため便の量も何日分?って思うほど多かったです。最初は人並みに臭かったおならとうんちですが1週間もたつと無臭になりました。アトピーのほうは変わりなく痒かったですが、自分を信じてやるしかない!と腹をくくっていたので気にしませんでした。ですが、2週間くらい経つと、食後に起こる爆発的な痒みはだいぶ減ってきたことを実感しました。

10.アトピー回復まで食事以外に、改善したこと

そのうちどんどん浸出液がひどくなってだらだら垂れてくるようになりました。体にたまっている脂質を全部出し切りたいと思い、毎日ランニングし始めました。カロリーを消費すれば体の脂肪も燃焼されると考えたからです。また、皮脂腺に溜まった脂質やかゆみ成分も汗と一緒に排出されるのでは、と考えました。医者が言うには、ステロイドを長期使用していた事により、炎症を抑える自前のステロイドホルモンに指示をだすコルチゾール値が通常の人よりだいぶ低いといわれていました。そのせいか走った後、顔の火照りが全く取れなかったのを覚えています。なのでランニングする前に、冷房をガンガンに効かせました。帰ってきたら急いで涼んで、完全に涼んだ後にシャワーを浴びていました。

11.アトピー回復に近づく

この食生活にしてもうすぐ3か月も経つ。この方法は間違っていたのかもしれないな。。。と思い始めたとき、乾くことがなかった頭の浸出液が、乾いてカサブタになっているのに気づきました。日に日にかゆみがスーッと引いていき、3か月過ぎた頃にはピタッととまって傷も治り始めていました。本当に信じられなかったです。そのころから徐々にたんぱく質である納豆を食べ始め、そのあと少量ずつ魚を食事に取り入れ始めました。納豆から始めた理由は、発酵食品だからという事と、発酵によってたんぱく質がいくらか分解されているので、消化しやすいという理由です。

 

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